明日も朝早いのに眠れない。布団に入ってから何時間も考え事をしている。ようやく朝方眠気を感じて、昼過ぎまで寝てしまう。
そんなあなたへ、僕が実際に生活リズムを改善できた簡単な方法を紹介します。
結論からいいます。朝、太陽の光を浴びる。それだけです。
太陽の光を浴びることは、僕らが思う以上にとてつもない効果を人間の身体にもたらします。
はっきり言って、太陽の光なくして健康を語ることはできません。
そこで、太陽の光を浴びるメリットの一つとして、体内時計がリセットされることについてお話しします。
実は、人間の体内時計は25時間であると言われています。すると、地球の自転にかかる24時間と1時間の差が生じます。この差をリセットし、地球の自転と同じ24時間の体内時計に設定してくれるのが太陽の光なのです。
生活リズムが乱れると、昼ごろに起きてぼんやりとしたまま時間が過ぎ、気づいたら陽が沈んでいる。そんなことってありませんか?結果、夜眠ることができず、朝陽が登るころようやく眠気を感じ、また昼過ぎに起きる。適切な時間に眠気を感じられなくなると、生活リズムの乱れは完全に悪循環となります。
そこで、思い切って1日眠ることを諦めてください。朝太陽の光をしっかりと浴びることを優先するのです。
そもそも何故日中太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされるのか。
日中太陽の光をしっかり浴びると、脳内神経伝達物質の一つセロトニンが作られれます。セロトニンは通称幸せホルモンとも呼ばれており、精神の安定、生活リズム、睡眠、体温調整など、効果は多岐に渡ります。そして、日中しっかりとセロトニンが作られていると、セロトニンを材料にメラトニンが分泌されます。メラトニンは、通称睡眠ホルモンと呼ばれており、太陽が沈むころ生成され、夜人間が眠たくなる要因を作るのです。そして朝太陽の光を浴びると、今度はメラトニンの分泌が止まり、またセロトニンが作られる。この繰り返しで人間の体内時計は24時間に調整され続けるのです。
繰り返しになりますが、まずは日中しっかりと太陽の光を浴びることを優先してください。そうすれば、夜は勝手に眠たくなります。
それでも夜眠れないと言うあなたへ。
今度は、食生活や運動習慣を見直してみてください。ストレスが影響している可能性もありますので、そういった方面からアプローチすることも有効かと思います。具体的な方法については、またの機会に紹介させていただきます。