とうとう文庫化!ガルシア=マルケス【百年の孤独】


こんにちは、ゆうきです。

今回は完全に趣味の話をさせてください。

先日、Amazonで何か面白そうな本がないか調べていたら、ガルシア=マルケスの【百年の孤独】の文庫版が6月26日に発売と掲載されているじゃないですか!

いやー。好きな本が文庫化されるとテンション上がるのは本好きの方なら分かってもらえるでしょうか。

ところで皆さんは、ガルシア=マルケスってご存知ですか?

ガルシア=マルケスはコロンビアを代表するマジックリアリズムの作家で、1982年にノーベル文学賞を受賞しています。

ノルウェーブッククラブの史上最高の文学100には、ガルシア=マルケスの【百年の孤独】と【コレラの時代の愛】が選ばれています。

10年前にガルシア=マルケスが亡くなって、昨年は大江健三郎が亡くなって。青春時代に大好きだった偉大な文豪たちが亡くなるのは本当に悲しいです。

さて、僕が【百年の孤独】を初めて読んだのは10代の頃で、マジックリアリズムってなに!?なんか響きがかっこいい!!くらいの気持ちで手に取りました。

もうかなり前に読んだのでうろ覚えで申し訳ないのですが、とにかくすべてのページにおいて密度が濃い!

読者に対して常に想像力の限界を求めているような感じであったことを覚えています。

脳が常に小説の世界をイメージすることに全力をあげている感じがして、その経験が本当に楽しかったのを覚えています。

それほど濃密な長編小説なのに、スピード感があって、しかも時間をぎゅっと圧縮した壮大な人類史絵巻を観ているような感じがして。

軽く速読で読み通せる代物ではないと思います。

当時私は割と時間に余裕のある学生でしたが、読破するまでに3日間くらいかかりました。

読み終わった時は、ああこの小説はいつかもう一度読むことになるなと思いました。

しかし心の片隅にはずっとこの小説があったのに読まずにきてしまった。

今回文庫化されると知って、これは読むしかないと思いました。

ネタバレを避けるためにあえてストーリーには触れませんが、もしあなたが幻想的なものをまるで現実にあるかのように感じることが好きな、そんな想像力豊かな方なら、この小説はあなたのためにあります。

歴史や人類史を学んでいる時、自分のいる世界と違いすぎてファンタジーのような印象を抱くことはありませんか?

分かりにくい説明で申し訳ないのですが、この小説はその逆を行っている感じです。

壮大な人類史を一人の人間の一生に圧縮した、絵巻のような、パノラマのような、それこそ現実と疑う幻想的な夢を見させられているような、そんな小説です。

正直家にハードカバーがあるので今すぐにでも読めるのですが、あえて文庫版で読みたい!

興味のある方はぜひ一緒に読みましょう!笑

追伸

新潮社さん、この機会にぜひ【コレラの時代の愛】も文庫化してください!

【百年の孤独】も大好きですが、個人的にはオーソドックスな感じのする【コレラの時代の愛】も好きです♪


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