こんばんは、ゆうきです。
今回は、池上彰さんの「知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか?」を紹介させてください。
この本は年に一冊最新刊が刊行されているのですが、その年の世界情勢の変化を知るにはもってこいです。
池上彰さんの本は、シンプルな文体で読みやすくかつ分かりやすく書かれているので、読書習慣のない方にもとてもおすすめです。
ちなみに僕はこの本を毎年楽しみにしており、発売されたら即読んでいます。
さて、今年度版を読んで個人的にもっとも気になった項目の一つが「もしトラ」です。
皆さんは「もしトラ」という言葉をご存知でしょうか?
これは、もしドナルド・トランプがアメリカ大統領になったら、という意味のネットスラングです。
元ネタは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」通称「もしドラ」から来ています。
ちなみにこの本は、経営学の大家ピーター・ドラッカーの著書「マネジメント」を身近な例を通して教えてくれるとても分かりやすい本ですので、こちらもおすすめです。
さて、実際「もしトラ」が起こると、世界はどのような事態を迎える可能性があるのでしょうか?
この本では下記8つのリスクを上げています。
- NATOからの脱却
- 北朝鮮の核保有容認
- 在韓米軍の撤退
- アメリカが輸入するあらゆる商品に10%の関税をかける
- パリ協定からの脱退とそれによる温暖化の促進
- ウクライナの敗戦確定
- パレスチナが壊滅状態になり世界が混乱
これらがすべて実現されるか正直疑問ではありますが、可能性として示唆されること自体が問題なのだと思います。
この記事ではこれらのリスクひとつひとつに言及するものではありませんが、皆さんにもこのようなリスクが想定されているという事実をぜひ知っていただければと思います。
ちなみにこのブログは何らかの政治的意見を表明するものではないことを断っておきます。
ただ、注意していただきまいのは、「もしトラ」がこれほど大きな影響を世界に与えるにもかかわらず、その決定は一国の民意によって決まるということです。
正直、大国のトップが誰になろうが、世界にそれほど大きな変化は起こらないと思います。
ここでは戦争開始の意思決定が一人の人間によって可能かとった議論はあえて避けます。
しかしそれを抜きにしてもアメリカは違うと思います。
バイデンになるか、トランプになるか、この結果によって世界の行末は明らかに変わります。
皆さんもぜひアメリカ大統領選を注意して見ていただければと思います。
次回以降の記事においてもこの本で学んだことを少しずつ紹介できればと思います。