ようやく観ました!【THE FIRST SLAM DUNK】


こんばんは、ゆうきです。

いやー、面白いですね、THE FIRST SLAM DUNK!

今日Netflixで初めて観ました。

これほど面白いなら上映時に観ておけば良かった。

実は僕、SLAM DUNKは子供のころ漫画で読んだきりで、アニメ版を観たことがないんです。

なので、内容はあまり覚えておらず、今回THE FIRST SLAM DUNKを観ている最中も、どこら辺が映画オリジナルのストーリーなのか分かっていませんでした。

でも、だからこそ余計に楽しめたのではないかと思います!

どうやら声優さんが変わったようで、一部ではその点に関して違和感を感じたとの声もあり、実際僕の友人も同じことを言っていました。

しかし僕はそもそもアニメ版を知らないので、まったく違和感を感じることなく観れたのは大きいかと思います。

THE FIRST SLAM DUNKは原作の途中から始まるため、今一話の流れが分からないのではないかと思いましたが、むしろSLAM DUNK初心者にこそおすすめできる作品なのかもしれません!

さて、ここからは少しずつネタバレを含みますのでご注意ください。

THE FIRST SLAM DUNKの主人公は宮城リョータです。

パーマでピアスのポイントガード、リョーちんですね。

ストーリーはリョータの故郷沖縄で、父の死を悲しむ母を兄ソータが慰めるシーンから始まります。

そもそもリョータが沖縄出身であることを今回初めて知りました。

ソータはとてもしっかり者で、お父さんが亡くなってからも自分が一家のキャプテンだと言ってお母さんを支え、リョータにはバスケを教えてくれます。

そしてミニバスではエース!

とても頼りになるかっこいいお兄さんですね。

しかし、そんなお兄さんが突然船の事故で亡くなってしまうのです。

その日ソータとリョータはバスケの練習をしていたのですが、ソータは友達と船釣りの約束をしていたことを思い出します。

リョータは船に乗って沖を離れるお兄さんに向かい、自分との練習を反故にされたことでいろいろと暴言を吐いてしまいます。

もうこのシーンはフラグが立ち過ぎて嫌な予感しかしませんでした。

お兄さんが亡くなった後、リョータは兄の背中を追うようにミニバスでも同じ背番号を着けて頑張るのですが、なかなか上手くいきません。

お母さんも、ソータを思い出すことが段々と辛くなってしまったのか、神奈川に引っ越すことになります。

しかし、不器用なリョータはなかなか新しい環境に馴染めず、さらに内面的な葛藤を抱えて学校では度々問題を起こすようになり、お母さんとはすれ違いが多くなります。

と、これまでリョータの過去についてのシーンに触れてきましたが、実は現在におけるインターハイのシートと並行しているのです。

相手は秋田県代表・山王工業。

インターハイ3連覇中の最強チーム、やまおーです。

試合のシーンは本当にかっこいい!

どうやら実際の選手の動きをモーションキャプチャーで収録しているそうなのですが、さらにそれぞれの選手の個性に合わせてCGにもかなりこだわっているとのことです。

井上先生の迫力ある原作を忠実に再現しようという製作者さん達の努力の賜物なのですね。

それと、迫力ある試合のシーンはもちろんのこと、随所に現れるコミカルなシーンも好きです。

個人的にお気に入りは、安西先生が花道を一度ベンチに下げ、リバウンドの作戦を伝えるシーンです。

あの絵のタッチがなんとも言えない悪戯っぽさを感じさせて、試合の緊張から急に心が緩むんです。

そして、花道がルーズボールに飛びついて机と激突するシーンを観た時は、ああこれで怪我をしてしまうんだったと恐ろしい記憶が蘇りました。

確か背中だったよなあと観ていたら案の定背中を痛がって、観ているこちらが辛くなってしまいました。

原作終了から20年以上経ちますが、あらためて観ても怪我が本当に治ったのか心配になってしまいます。

でも、今この瞬間に輝くために自分を試合に出すよう花道が安西先生に迫ったとき、自分も頑張ろうとシンプルに思わせてくれました。

そして最後のシュートを決める残り数秒間、凄まじい画力によるスピード感と、花道と流川による伝説的なあのタッチ。

最後は名シーンの洪水みたいな感じでしたね。

さて、リョーちんはどうなったのか。

実はお母さんが試合を見にきてくれていました。

待ち合わせをしていたのか、なぜか海水浴場の砂浜でお母さんと会い、これまでのわだかまりが溶けてゆきます。

その時妹も合流するのですが、個人的にはこの妹が家族の中で一番頑張っていたのではないかと思います。

ソータの思い出に苦しむ母と問題児の兄。

実は二人を支えていたのはこの妹なのではないかと。

僕がそう思ったのは、リョータがインターハイに向かう前日、妹がお母さんにソータの写真がないと顔を忘れてしまうから飾ろうと言った時です。

なんとなく、苦しんでいるお母さんにこれをいうのは勇気がいるのではないかと思いました。

そしてエンディングの最後には、テーブルに飾られたソータの写真。

本当に前を向かせてくれる素晴らしい作品だと思います。

まだTHE FIRST SLAM DUNKを観ていない方は、この記事を読んで少しでも興味を感じていただければ嬉しいです。


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